河崎翆
kawasaki sui
「Vtuber業界のハブのような存在になりたい」コンサル力を活かした異色のVtuber!
Vtuberとしての活動実績から培った、広報活動におけるノウハウを活かして、 Vtuber向けのコンサル業もおこなっている異色の Vtuber。Vtuber同士のつながりを作れるような、「ハブ」となれる存在を目指して活動している。今回の取材ではコンサル活動についてを中心に、ハブとなれる存在を目指すきっかけや、モチベーションについて聞いている。
活動を始めて2年になる河崎氏の理想の Vtuberや今後の活動目標についてもうかがった。
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これはみなさんに伺っているのですが、河崎さんにとってのVtuberとしての理想像はありますか?「こんなVtuberになりたい」という願望があれば教えてほしいです。
これ、かなり大切なことを聞かれているような気がしますね。そうですね、わかりやすくいうならば、Vtuber業界におけるハブとなれる存在になりたいです。人と人のコミュニティを繋ぎ止める人材ですね。
実際、Vtuberさん同士のコミュニティって作るのは難しいんでしょうか?
実はVtuber同士で仲良くなるのってすごい難しいんです。みんな知らないところに一人でぽーんと出されちゃうわけですから、最初から仲良しなライバーさんの知り合いがいる人なんてなかなかいないわけです。何かに困ったときに、手助けしてくれる人を探すのも難しいんですよね。だから私はそこで「○○ちゃんがそういうの得意だから紹介するよ」って言ってあげられるようなそういう存在になりたいんですよね。
河崎さん自身が目立つ役回りではなくていいんですね。
私は、他のVtuberさんと比べて自分がそこまで華があるほうだとは思わないんです。飛び抜けた能力があるとも思っていないんです。だからこそ、凡人がどこまでできるかを見せたいんですよね。凡人でもこんなふうに活動したらできることもあるんだぞっていうのを見せたいんです。こういう方法で動けばこれぐらいは成長できるよっていうのを見せることができる、そんな人間になりたいなとは常々思っていますね。
Vtuber活動しているなかで、過去最大級のやらかしをうかがっているんですが、何かありませんか?
やらかしかあ…私、できる女なので、大きな失敗がなくてもできちゃうんですよね(笑)
なるほど(笑)むしろその言動に、河崎さんのキャラクター性が詰まってるような気がします(笑)
ほかにもうかがいたいなと思っていることがありまして、今までコラボしたかたのなかで「この人すごい!」と思ったVtuberさんがいらしたらお聞きしたいです。
すごいVtuberさんだらけですよ。関わる人みんなすごい人ばかり。
そのなかでも特にすごいなと思う方っていらっしゃいますか?
これまで2年間活動しているんですが、濃密にコミュニケーションをとって関わることができたのは大体50人ぐらいだと思います。去年の10月ぐらいから週3ぐらいで新しい方とコラボしているので、最近とくに関わる量は増えてます。
そのなかでも特にって言われて今思い浮かんだのは、MAHA5(マハ・パンチャ)JAPANのアルタ=イルちゃんですかね。
どんなところにすごさを感じられたんですか?
トークスキルが尋常じゃないんです。間の取り方が絶妙ですね。喋ってほしいときに喋ってくれるし、私がしゃべりたいときは喋らせてくれる。押し引きが上手なんです。一つ一つのトークのキレがいいです。
聡明な方なんですかね。
シンプルにトークが上手いです。才能ですね。
もう一人誰か思い浮かぶ方はいらっしゃいますか?
Figaroちゃんですかね。Figaroちゃんは歌枠中心で活動されていて、もちろん歌はすごい上手なんですが、しゃべりも上手いんです。Figaroちゃんもアルタ=イルちゃんと同じように、トークの押し引きが上手なんですよね。二人ともリスナーに向けて喋ることができてらっしゃるんですよね。
よくある雑談配信ってただ楽しく喋ってるように見えて、実はリスナーに向けて聞かせるトークをしているんです。どういうトークをすればリスナーが楽しんでもらえるか、エンタメになるかっていうのを強く意識して話してらっしゃる方々だと思います。
プロのタレントだなというふうに感じます。
河崎さんはTwitterの独自ハッシュタグでR18用のタグも作ってらっしゃいましたが、R18イラスト描かれることに抵抗とかはないんですね。
ないですね。もう全然。描いていただければ。
せっかくなので色々突っ込んでいきたいなと思ってるんですが…ずばり河崎さんの性癖って何かありますか?
性癖ですか…そうだなあ…やっぱりガン出しじゃなくてチラ見せがいいですよね。あと私レースとかひらひらしたものが好きなので、そういう華美な雰囲気の服装でチラ見せ系のものはちょっと興味あります(笑)
皆さんにバーチャルでの活動の楽しさを伺っているんですが、河崎さんはVtuberとして活動していくなかでよかったなと思うこと、楽しかったエピソードは何かありますか?
バーチャルだからよかったことといえば、自分のなりたい姿になれるのはいいですね。子どもっぽい人が大人を演じたりとか、大人っぽい人が子どもを演じたりっていう外見の枠に囚われない活動ができるのはバーチャルの魅力かなと思います。
あとは、コミュニケーションをとれる、関わる人の幅が広がっているのは魅力ですね。多分、29歳OLとか17歳JK Vtuberとか、Vtuberをやっていなかったら関わらなかった人たちと交流があるのはバーチャルならではだと思います。
Vシンガーさんもそうですね、トークメインの人とか、ASMRを中心にやってる人とかそれぞれに共通点なんてないはずなんですけど、Vtuberっていう括りになったときに同じ土俵でコミュニケーションがとれるっていうのは結構いいところじゃないかなと思っています。